皆様、こんにちは。
定期的に話題になる、夫婦間の家事育児の分担問題。時代が進むにつれて、こうしたことがたくさん話題になることは好ましいことだと思っています。
そして私も夫として、父親としてできるだけ家事育児を妻と分担できるように頑張っているつもりではいますが、まだまだどうしても半々といえる状態にまでにはなっていません。
そんな家事育児の分担、何のためにやっているのでしょうか?
いやいやそんなの当たり前でしょ(笑)と思われるかもしれませんが、私が思う家事育児分担の意味について改めて書き起こしておこうと思います。
家事育児の分担で、妻の負担を減らすため
家事や育児を分担して、夫婦間の負担を平準化する、これは当然のことながら目的のメインであるといえます。実際に共働きで一緒に暮らしてきて子育てもしてみると、我が家の場合はどう考えても妻側の負担が大きいことに気づかされます。
私は育児休暇を取ることができませんでしたが、妻が職場に復帰してからは時短勤務を行って保育園へ迎えに行き、その日の晩御飯からお風呂、寝かしつけまでを1人で担当しています。
しかし、それで負担が半々になったかといえば全くそうではなく、やはりマネージャーの役割が妻に偏っている以上なかなか半々にまで分担するに至っていません。妻からも「もう少しだけ家事分担の期待をしてもいい?」と聞かれたりするので、やはりまだまだなのでしょう。私もこれから更に頑張らなければなりません。
これも、妻の負担をできるだけ減らして楽にしてあげたいという思いからくるものであることは間違いありません。
家事育児が苦手な言い訳
さて、ここで少し私が家事育児が苦手なことを言い訳させていただきます。
私は3人きょうだいの長男として生まれましたが、私の記憶のある限り、両親は共働きでした。
じゃあ家で家事や育児は誰がやっていたかというと、全部母親がやっていました。
もう本当に全部です。父親が家事育児関連で何かしていたかというと、休日に車でどこかに連れて行ってくれたことくらい。皿洗いも、多分ごみ捨てすらやっていないんじゃないかと思います。
祖父母は近所に住んでいたので平日の昼間は祖父母の家にいたのですが、母親ひとりで3人の子供の世話もしていたのは本当に大変だったんじゃないかなぁと、今子育てをしていて感じています。
そんな家庭環境で育った私は、大学に入学して上京するまで全くといっていいほど家の手伝いをしたことがありませんでした。そしてひとり暮らしを始めてからもそれは変わらず、料理はカップラーメンを作る程度、ごみは溜まりっぱなしの生活です。
そんな生活を送ってきた自分が、いきなり家事を全部できるようになるはずがないのです。なる人もいるんでしょうけど、なるはずがないといいたいのです。
単なる言い訳なのですが、やっぱり家で父親が全く家事をしないのを子供の頃から見ているうちに、そういう光景が当たり前になってしまったのも家事ができないひとつの原因だったんじゃないかなと思っています。いや、言い訳なんだけども。
既に数年前のものですが、日経からこんな記事が出ています。
父親が家事をするほど、子供がお手伝いをするようになる、というものです。本文中には以下のような記載があります。
結果によると、父親が家事を「よくする」と回答した家庭は13.2%。「ときどきする」は46.4%、「ほとんどしない・まったくしない」は39.7%で、父親のほぼ6割が何らかの家事をしていることが分かった。
「よくする」とした家庭の子供のうち、85.5%が家事を手伝うと回答した。一方で「ほとんどしない・まったくしない」とした家庭の子供は76.8%で、8.7ポイントの差があった。
父親が家事をしている家庭では、子供も家事を手伝う割合が多いことがわかります。8.7%の差は少しだと思われるかもしれませんが、恐らく手伝う量もかなり差があるんじゃないかなと個人的には思っています。
食事のお手伝いだけを切り取っても、食器を運ぶだけの人もいれば皿洗いから拭き作業、元の場所に戻すまでする人もいるでしょうし。
こんな感じで、きっと家事育児の分担が母親側に偏ってしまう原因のひとつには、育ってきた家庭で父親が家事をしなかった、という場合もあるんじゃないでしょうか。長時間労働などももちろん原因として挙げられますけどね。
ちなみに私の父親はそんなに残業してなかったと記憶しています。
父親が家事育児を頑張っている背中を子供に見せたい
というわけで、私がもっと家事や育児を頑張りたい、そして世の中のパパにも頑張ってほしいと思う理由は、その頑張っている姿を子供に見せたい、見せてほしいからという理由もあります。
最近、子供のおなかがすいた時に「パパ、なんか作って」といわれることがあります。私はこの子供の発言にとても勇気付けられます。なぜなら、普段料理をしなければ私に何か作ってということはほとんどないと思うからです。
息子にとって、父親がキッチンで皿を洗って料理をすることが普通だと思われるように頑張りたい。そうすることで、息子も何の疑問もなく家事を手伝うようになり、将来もし同じように家庭を築くことができたのであればその時にも分担してパートナーを助けてもらいたい。
そうなったら本当に最高だと思います。
なので、私にとって家事や育児を分担することは、妻の負担を減らすのはもちろんのこと、子供にその背中を見せることで子供も男性が家事や育児をすることが普通だ、と思ってくれることも大きな目的です。
料理についてはとてもいい効果が表れていますが、保育園の送り迎えについては未だにパパが嫌だと毎回いわれるので、心が折れそうですがもう少し頑張りたいと思います。
パパが保育園のお迎えに行くと絶望の連鎖が始まる - イケメン息子とぐうたら猫の成長見守りブログ
他の方のブログを色々と拝見すると、家事育児をとても精力的にこなしている人がたくさんいていつも感心しています。
家事育児の話題は何かと対立構造になることが多いのですが、そういうことを巻き込んででも将来的には夫婦がお互いにとってよい関係性になれることを願うばかりです。
まとめ
当然のことを長々と書いてしまいました。
結局家事分担の話になると妻の負担軽減の話になりがちですが、子供にその姿を見せることも長い目で見ると大きな意味を持つんじゃないかという話です。良いモチベーションにもなりますしね。
もし我が家に2人目があるなら、育児休暇に挑戦したいと密かに思っています。その姿も少し大きくなった息子に見せられたらいいかな。
色々大変でくじけそうになりますが、そんな時はこのエントリーを自ら見直して、家事分担をもっと頑張っていきますかね。
参考
家事育児100タスク表をやってみたら自分の無能さに愕然とした - イケメン息子とぐうたら猫の成長見守りブログ
最後までご覧いただきありがとうございます。
んだば、まだ。