イケメン息子とぐうたら猫の成長見守りブログ

2014年からパパになりました。SEやってます。子育て記事を中心に、ダメなパパぶりを存分に発揮していきます。

全国初の業務停止命令を受けた猫カフェ「ねこのて」が色々と酷過ぎる

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※6/16更新。最新情報はこちらです!

www.ikemenmusuko.net

 

我が家でも猫を飼っていますが、猫カフェが業務停止命令を受けたというニュースが出て、猫好きとしては興味があるので調べてみました。

※画像は我が家の猫で、今回の件とは全く関係ありません。

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記事の概要

あちこちで記事が出ていますが、リンク貼っておきます。

※リンク切れましたので抜粋だけ

猫を適切に管理せず数を増やし病気をまん延させるなどしたとして、東京都は21日、客が猫と触れ合う猫カフェの運営会社「ねこのて」(墨田区、松崎和子社長)に対し、動物愛護管理法に基づき1カ月間の業務停止を命じる行政処分をした。
(中略)
約30平方メートルのカフェスペースに62匹の猫がおり、うち44匹が病気にかかっていた。

62匹中44匹が病気って、恐ろしすぎます。アウトブレイク状態です。
口コミなどを見ると、とにかく猫がうじゃうじゃいて、カフェのスペースはほとんどなかったというものもありましたし、悪臭もひどかったらしいです。

店側の対応はどうなっているか

どういった店か知る為に店のWebサイトがないか調べてみたところ、普通に見つかりました。そこで書いてあったことに違和感

猫カフェ|ねこのて|東京|錦糸町|墨田区

休業のお知らせ
2016年4月21日~2016年5月20日まで
休業しますので、来店予約はそれ以降で宜しくお願いします。
アメーバブログ良かったら見て下さい。

なんか軽くないですか?休業の理由が書いていません。業務停止命令を受けて休業していることがここを見るだけだと全くわからないです。

「業務停止命令を受けました」ということは記載しなくても良いのでしょうか。事実としてあったことや謝罪の文面など、最低限あって然るべきと思いますが。

この件を知っている人がこのWebサイトを見たら、事実を隠しているという悪い印象しか持たないですよね。そもそもこの件を知っていたらもうここへは行かないと思いますが……

一方でブログもやっているみたいでしたので見てみましたが、休業している現在も更新は続けているようです。当日のブログには以下のような記載がありました。

美人子猫ちゃん登場❤❤そしてご連絡|休業中、錦糸町 ふれあい型 猫カフェ ねこのて

最後に大事なお知らせです。
当店は明日21日から5月20日まで休業となります。理由はご存じの方も、そうでない方もいらっしゃると思いますが、当店の過ちによるものです。今回はそれに気づくきっかけをいただきました。そのため当店としましてはこの期間は、今後への改善の期間とさせていただきます。

店のトップページよりはマシなレベルかもしれませんが、ここでボカして記載する意味ってあるんでしょうか。

業務停止に至る経緯

経緯については、東京都議会議員の上田令子さんという方のブログに詳しく掲載されていました。

全国初!上田指摘の問題猫カフェ、業務停止命令下る! - 東京都議会議員 上田令子のお姐が行く!

結構詳細に載ってますし、過去の関連記事なんかもあります。

これを見ると2015年の12月にはテレビでもその劣悪な環境について取り上げられたそうですね。知りませんでした。

そして再三の警告にもかかわらず改善されなかったため、業務停止命令となっています。1ヶ月後に改善が見られなかった場合は、登録の取り消しになるみたいです。

これだけひどくても1ヶ月だけというところが意外ですし、そもそも1ヶ月でこの状態が良くなるものなのかどうかは疑問です。

今までの経緯を見て気になったこと

猫カフェの猫って去勢避妊手術は受けていないのか?

都議会議員さんのブログにこんな記載があります。

2012年7月から8月にかけては、成長して販売ができなくなった去勢していない猫達を経営者の自宅付近で放し飼いをして、地域の猫と交配をしてしまう

放し飼いで地域の猫と交配するとかは問題外として、そもそも猫カフェの猫って去勢避妊手術を受けていないものなのでしょうか。もしくは受けなくてもよいのでしょうか。

去勢しないオス猫を飼う場合って、発情期でマーキングをしたり、他の猫に攻撃したりするので、飼う上でも猫カフェとして人間と触れ合う上でも大変なことが多いと思うのです。猫カフェのようにたくさん飼っているなら尚更です。

調べてみると、例えばこの「ねこのて」の経営者はどうやらブリーダーも兼ねているとのことで、繁殖も行っているみたいなのです。恐らく管理自体は相当杜撰だったことが推測されますが。

確かにビジネス形態としては連携が取れる形なので、現状ブリーダーと猫カフェを同時にやっているところは不妊手術はしていないのかもしれませんね。このあたりはなかなか情報にたどりつかなかったのでもう少し詳しく知りたいところです。

もし登録取り消しになった場合の猫の行方はどうなってしまうのか

恐らくこのままだとこの猫カフェはやっていけないでしょう。あれだけの警告で改善がされなかったわけですから。

そうなった場合猫はどうなってしまうのか。

今までの流れから見ると最後まで責任を持って猫を飼ったり譲渡したりするように思えないです。でも、お店のブログでも猫好きを公言しているわけですから、猫が不幸になるようなことだけは本当にやめてほしいと思います。

まとめ

私は野良猫を見かけると必ず話しかけたりするくらい猫が好きなので当然猫カフェにも興味がありましたが、こういった衛生状態を目の当たりにすると、猫カフェで自分を媒介として飼い猫に病気移してしまうのではないかという不安が大きくなりました。

もちろんこんな猫カフェばかりではないとは思いますが、ビジネスとしてお金が絡んでいる以上猫をモノのように扱っているところもきっと他にあるでしょうし、とてもショックです。

ブリーダーの方達の印象も悪くなってしまうので、きちんとやっている方には大変迷惑ですよね。

今回は全国初ということで、業務停止命令に至るまで様々なハードルや難しいところがあったと思いますが、これをきっかけに法整備などを行って悪質なところが少なくなるといいですね。