皆様、こんにちは。
近年、残業や子育てなど、色々な観点から働き方が徐々に見直され、仕事だけでなくプライベートも充実するような動きが世の中に広がっています。
東京都では記憶に新しいところで、時差ビズという仕組みが期間限定で取り組まれているようです。
そんな中、都知事の小池さんがキーワードとして取り上げた、ある言葉が非常に気になって仕方ありません。単なる言葉の話なので細かいことなんですけどね。
「ライフ・ワーク・バランス」という用語
これ!聞いたことありますか?
「ライフ・ワーク・バランス」
小池都知事、最近よくこの言葉をいっていたんですよ。
この言葉、社会人の人は特に「ん?」って思いませんでした?
私は思いました。そして調べました。
ありましたよ。Wikipediaが。「ワーク・ライフ・バランス」とあります。やっぱり。
そうですよね?普通、ワークライフバランスなんですよ。順序が逆。最初にライフワークバランスって聞いたときにアレって思った違和感はこれです。今までずっとワークが先だったので聞きなれないなぁと思って。
これ、何故なんでしょうね?
一応、理由があるようです
最初、小池都知事がビジネス用語を知らなくて単に間違えちゃったのかなぁとか思ったんですよ。
でも、そんなことはありませんでした。まぁ、普通に考えてそんなわけないですよね。失礼しました。
理由について、こんな記事がありました。
小池都知事「ワークの前に生活を大切に」、働き方改革の実現に意欲 | マイナビニュース
要するにワークよりもライフが先だろ!ってことですよ。だから言葉もライフを先にしようということです。だからこの言葉が生まれたんですね。
なんとなくいいたいことはわかりました。
わざわざ変えなくても良かったのでは?
あくまでも個人的な意見なんですけど、これ、変えなくても良かったんじゃないかなって思ってるんですよね。
どうやら今年度から変更したらしいですが、都のWebサイトを見ても現時点では統一性が全くありません。
出典:冊子・パンフレット|<東京都>TOKYO ワーク・ライフ・バランス
赤がライフが先、青がワークが先、といった感じで混ざってます。今まで作っていた資料が全部ワークが先で作ってますから、過去資料へのリンクなどは簡単には直せないでしょうね。
ワークライフバランスという言葉もせっかく定着していたわけですし、なんとなく勿体無い気が。
それから、私が変えなくても良かったと思った大きな理由は、既に「ライフワーク」というよく知られた言葉が存在するからなんですよ。たまに使いますよね。
意味はこんな感じ。
ライフワーク(英: lifework)または天職(てんしょく)は、作家や研究者、表現者などが、生涯の仕事として人生を捧げたテーマのことである。
この言葉があるから紛らわしいと思うんです。まだ今はいいですが、もしこのままライフワークバランスという言葉が定着した場合、Webでの検索結果も面倒なことになりそうですし。サンドウィッチって検索するとサンドウィッチマンの動画が大量に出てくるように。
※サンドウィッチマンへの批判ではありません。
ちょっと前にサッカーの対戦で日韓戦を韓日戦と表現したことがありましたよね。え、そここだわる?もう言葉として定着してるんだから変えなくてもいいんじゃない?みたいな。
それと似たような思いがこの言葉から生まれてきます。
きっと色々な思いから考えられた言葉だと思うんですけどね。元々の言葉にそんなに違和感がなかっただけに、中途半端になりそうでなんか引っかかります。
単なる言葉の問題っていわれたらそれまでなんですが。
まとめ
最近東京都で方針としてかかげられている「ライフ・ワーク・バランス」という言葉がどうしてもひっかかっていたので、そのモヤモヤを文章化しました。
ちなみに個人的に仕事と生活のバランスについては周りの同僚よりよっぽど意識してやっているつもりですし、方針自体に反対しているわけではないですよ。
最後までご覧いただきありがとうございます。
もういいぜ。