イケメン息子とぐうたら猫の成長見守りブログ

2014年からパパになりました。SEやってます。子育て記事を中心に、ダメなパパぶりを存分に発揮していきます。

生まれた日[1日]

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この記事は前回記事の続きです。 

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日付を跨ぎました

2014年8月某日。

助産師さんに長くなるかもと言われ、いつまで続くのかわからない中、それでも陣痛が強くなっていき、日付を跨ぐ時間となりました。

最初のうちはクッション挟んだり姿勢を変えたり色々していましたが、途中から最早そのレベルを超越してきて、痛みの時の声が叫び声に近くなります。

陣痛の波に合わせて、確実に近所まで響き渡っていると思われるような大きい声を出し始めます。まず日常では出すことはないでしょう。

 

いやいや、これがまだまだ続くとか、鬼でしょ!壮絶なものと聞いてはいたものの、いざ目の前に起こっているのを見て、想像以上だなと感じます。ある意味冷静でいられるし、自分こそ冷静でいなければならない。

 

でもね、自分にできることって何だろう?

ただ、ここまでくると、ワタクシ、無力を感じてきます!だって、ここまで叫び声をあげているのに近くでさすって声をかけることしかできないんですから。

 

圧倒的無力っ・・・・・・!

 

とにかくもうできることは応援してあげることしかありません。肉体面でのサポートは無意味に近い。微々たるものですが、精神面からサポートするのだ。

 

そして分娩室へ

それにしてもあまりにも痛そうなので、助産師さんにもう1回見てもらっていいですか?と、お願いします。長期戦って言われたけどさ、ここまで痛そうにしてるんですもん。

 

すると、思いのほか順調で、分娩室へ移ってもよいとのこと!あれ、予定より早い気がする。でも分娩室でも時間がかかるのか?いやでも確実にその時は近づいてきているのは間違いありませんよね。

ここまで、日付変わってまだ1時間ほどです。

 

そこで少し前の決断を思い出す。いやいやいや…マジですか!?ホント、1回帰らなくって良かったよ。

 

そして迎えるその瞬間

いよいよ緊張の分娩室!

私は頭側でサポートします。本当のことを言うと若干焦っていたのですが、ここで私が慌てても仕方ないので、とにかく冷静に、クールを装います(笑)昔から得意なんです、焦りながらクールに装うの。脇はびっしょりでも、顔はクールですよ。

 

分娩室に入っていよいよだと思ったのか、あまりにも痛みが激しくなった嫁さんから忘れもしないこの一言。

 

 

「誰か、誰か助けてくださいー!」

 

まぁ気持ちはわかる。そりゃ助けてほしいよね。ピンチだもん。でも皆助けるつもりだから。しかも誰かって誰だよ。とは言えない空気です。

でもその空気の中で、はい大丈夫だよーと助産師さんに適当に流されたことは、今では笑いのネタです(笑)そこ流しちゃう!?

 

でもそれだけ大変なことなんでしょうね。助産師さんが流したのも、程度の差はあれ皆さんこんな感じになるんでしょうかね。

そこからは、助産師さんの掛け声に合わせて、いきむ!

痛くて恐らく気が狂いそうになる中で、ちゃんと助産師さんの言っていることに従っています。このあたりから冗談ではなく痛みのあまり暴言を言ってしまう人もいるみたいですね。

 

上手上手!助産師さんから褒められる。

 

頑張れ!私はそれしか言えない。

 

何度か繰り返して、助産師さんは先生を呼びにいき、ついに先生登場。これは、わかる。先生はラスボス的扱いなのはだいたい想像がつきます。ラスボスが現れたということは、エンディングが近いのでしょう。ただ、この場合先生は倒すわけにはいきません。

 

はい、いきんで!助産師さんの声に合わせていきむ。ものすごい叫び声。いやホントにもの凄い。

 

頭が見えてきた!頑張れ!

 

はい、じゃあ少し楽にして。このターンはまだ出てこない。

 

さぁ、いきんで!

 

また叫ぶ!

 

うーん、なかなか出てこない……

 

もう一回行こう!力一杯叫ぶ

 

そして。

 

 

「生まれましたよ!」

 

うわわわわ、ホントに出てきた!ふと助産師さんの方を見ると、そこには産声をあげた赤ちゃんがいました。出てくるもんだね。現実感、ありません。

 

 イケメン誕生

ちょっと現実味がないまま、やっと会えたね、頑張ったねとお互いに会話をします。今まで検査で少しずつ顔を見ていましたが、そいつが今外の世界に出てきました。ホントにこいつか?と思ってみると、やっぱりこいつでした。

3000グラムちょいの元気な男の子。




髪がフサフサです。ここは父親似と言っておきましょう(笑)


目が二重です。生まれた時から二重とはなんて贅沢なやつだ!羨ましいぞ!

この発言でおわかりの通りだと思いますが、この部分は父親には似ていません…

なんか意外だったのは、赤ちゃんってずっと泣いているのかと思ってたらそうでもないんですね。どうしてもオギャーオギャーのイメージがあるので、拍子抜けしたというか、普通にいい子にしてました。個人差もあるんでしょうけど。

特に母親が抱っこしてからはずっと大人しかったような気がします。母親って凄いね。

時間の方は2時過ぎ。そこまで長い時間じゃなかったので、母親の体力も消耗せず、とても助かりました。良かった。

改めて、1回帰らなくて良かったです。結局病院に来てから4,5時間で全部終わりました。

出産って凄まじいパワーを使うんだなぁと自分なりに実感。無力感はもちろんありましたが、少しはサポートできたかなと思いました。

結局私はその後家に帰って寝て、午前だけ休んで出社といった感じです。

 

最後に、立ち会ってみて

日曜の夕方から月曜の明け方で全部完了したので、結果的には最初から最後まで立ち会いすることができました。

もしこのブログを妊娠中のパパママ候補の方が読んでいるとしたら、是非パパ候補に立ち会ってほしいと思いました。もちろんママ候補のためでもありますが、自分のためでも、生まれてくる子供のためでもあります。いつか大きくなったらこのことを思い出して、教えてあげたいです。そのためにブログにアウトプットして良かったってきっと思うでしょう。

改めて心から、世の中の男性は意地でも都合つけて立ち会って欲しいです。感動しますよ。