イケメン息子とぐうたら猫の成長見守りブログ

2014年からパパになりました。SEやってます。子育て記事を中心に、ダメなパパぶりを存分に発揮していきます。

30代前半大手SIerの同期が転職したので、活動の詳細を聞いてみた

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皆様、こんにちは。

最近、1番仲の良かった同期が転職することになりました。同じ会社に入社して10年目、ある意味節目の年での転職です。私は今のところ転職を考えていませんが、なかなかこんな話を聞く機会もないということで、その同期の転職について色々聞いてきましたので、アウトプットしたいと思います。

一応、ブログに書くということは許可を得ています。

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経歴

まずは同期の経歴というかプロフィールをざっと説明します。

  • 企業:SI準大手~大手
  • 勤続年数:9年半
  • 性別:男性
  • 年齢:30代前半(独身)
  • 職種:SE、営業、その他

関係あるか不明ですが、学歴は早慶の学部卒です。

転職動機

なぜ転職することになったかという理由なんですが、簡単に言ってしまえばたらい回しされる人材になってしまったからです。

経歴のところにも書きましたが、同期は元々営業で入社したものの配属先はSEで、それからまた営業へ移ったり、企画部門などの他の部署に行ったり、部署を転々としていました。

IT企業では常に最新のビジネス発掘を求められる反面そういった新しいビジネスは即利益に繋げることが難しく、既存のビジネス領域に携わる社員よりも数字だけで判断してしまうと評価が低くなっていきます。私の会社は大きいですが(大きい故に※指摘いただき修正)フットワークはとても重く、新しい試みは慎重になる傾向が強いように個人的には思っています。*1

そうしていくうちに成果の出ない部署が潰れてまた新しい部署ができ、またその新しい部署のメンバーになり、という流れを繰り返していました。

このように、自分の仕事が評価されず上司に詰められながら、部署もコロコロ変わってスキルも定着しない悪循環に陥り、転職を決意したようです

転職活動期間

転職活動をしていた期間ですが、本腰を入れてから決まるまでは3ヶ月くらいだそうです。普通に会社に通いながら企業の面接などを受けていました。転職自体はかなり前から考えていたようで、ちょくちょく情報を仕入れ始めたのが1年前くらい、実際に動き出したのが半年前くらいです。

転職に利用した手段

転職するにあたって何を利用して転職を進めたかというと、以下です。

  • 転職エージェントからのメール
  • リクナビNEXT
  • リクルートエージェント
  • 知人の仲介

この中でメインで利用したのがリクルートエージェントです。リクナビとリクルートエージェントの違いですが、リクナビは自分でエントリーして自分で進めていくのに対して、リクルートエージェントは自分にエージェントがついて色々アドバイスを貰いながら進めていくのが大きなところでしょうか。

違いについては以下が参考になると思います。

www.r-agent.com

転職エージェントからのメールはどこからともなく送られてきたスカウトメールのようなものに返信したとのことです。凄い。外資系の転職エージェントだったようで1社受けてみて合わないからやめたようです。

知人の仲介ってのはそのままですが、私も1社大学時代の友人経由で紹介しました。

活動結果

受けた企業は20社ほどで殆どが同じIT企業です。他業種も受けたようですが無理そうだったので途中からは同業に絞って活動したとのこと。日系企業が殆どで、一部だけ外資系企業を受けていました。SEとしてではなく、営業志望です。

内定を貰ったのはそのうち5社(日系4社、外資系1社)で、結局外資系の企業に行くことにしたそうです。給料は5社とも現状からUP(というよりうちが低いのかな……)。スゲーなこいつ。

理由としては、実際のところ彼は焦っていて、私の会社で働いた10年を「失われた10年」として位置づけているみたいで、それを取り戻すには外資系でバリバリ働くのが1番だと感じたかららしいです。

色々質問した

ひと通り淡々と書いてきましたが、もう少し突っ込んだことを聞きたかったので色々と質問してみました。

新卒の就職活動との違いは?

まず聞いてみたのは新卒の時との違いです。全体としてはあまり変わらないと言ってました。エントリーシートを送って面接も殆どの企業が2~3回で終わったとのことです。ただ、ある企業は5回もあったそうで、さすがに疲れたみたいです(笑)

細かい部分の違いで言うと、さすがに圧迫面接なんかはもうないですし、集団面接やグループディスカッションもありません。あとは面接の時に話す中身が既に社会人同士なので地に足がついているというか、質問というよりは対話に近い感じということでした。

面接で聞かれた質問は?

必ず聞かれた質問について聞いてきましたが、これはもう予想通りです。

  • 前の会社の退職理由は何か?
  • なぜうちの会社なのか?
  • やりたいことは何か?

まぁ基本でしょうね。この質問を見るとやっぱり他業種に行くには相当ハードルが高いように私は感じました。やりたいことがあったとしてもそれが現実的かどうかというのは同業でなければなかなかわかりにくいですし、面接官の立場から考えると同業を差し置いて他業種の人間を採用するには相当な理由が必要ですもんね。

あとは記憶に残っているプロジェクト、自分を成長させてくれたプロジェクトについても聞かれたみたいです。これは新卒で言うところの「大学時代に打ち込んだこと」と同じ感覚かなと思います。

面接のテクニックなんかある?

あまり小手先のテクニックは使っていないと言ってましたが、面接の時に応募した企業が欲しい人材と自分がやりたいことが微妙にズレてしまった時に無理に合わせることはせず、自分がやりたいことができる部署があるかどうかを聞いたみたいです。

人材が欲しい部署がその会社の人事を通して転職サイトへ求人が載せられる仕組みであり、面接官は自分が入る部署の上司となります。エントリーシートでそれっぽい人材と思って募集しても実際に話してみると微妙に違うということも起こります。それが起こった時に直接話してみて、より自分に合う部署を紹介してもらい、結果的にはその企業からは内定を貰ったとのことです。

エントリーシートって簡単に通る?

懐かしのエントリーシートは転職の時も送りまくらないといけないのかが気になったので聞きました。

転職エージェントに聞くとだいたい通る確率は3割前後とのことで、なるべく多く出した方がいいとアドバイスされたようです。ただ、同期の彼の場合は高スペックだったせいか半分以上は通ったようで、その後の面接のスケジュールが大変だったと言ってました。

一応、エージェントから書き方についてアドバイスもあるみたいなので、それに従って確率が上がった可能性もありますね。

結局倍率はどのくらいなんだろう?

これも転職エージェントから聞いた話ですけど、最終的な倍率は30倍前後だそうです。*2数字を見るとビビりますが、応募する側もいくつも受けますからね。

働きながらでキツくなかった?

ただでさえ普通に会社で働いているのに、転職活動を並行で行うのは厳しくなかったのか気になりますよね。

これは確かに結構キツかったらしいのですが、逆に「残業などをすることができない縛り」を意識することで「なんとかなる!」と言ってました。ホントかよ。

あの会社、イメージどおり?

SI業界に勤めていると、だいたいあの会社は激務だ、あの会社は比較的ゆるいとか、不思議とちょっとずつわかるようになります。ちなみに私の会社はゆるい方です。

やっぱりその辺の評判はある程度合ってそうだと言ってましたね。私の会社と同じような雰囲気と思われる企業からも内定を貰ったみたいなんですが、転職活動後に飲み会に誘われたらしく色々話してみると、やっぱり似ていると思ったらしいです。ITあるある、SIあるあるで盛り上がったとのこと。あまり具体的には話せませんがこういう話って面白いですよね(笑)

俺でも転職できる?

一応聞いてみたら、できるそうです。やったね!

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色々聞いてみた私の感想

正直なところ本当に1番仲の良い同期が転職するってのはまず何よりも寂しいです。ただ、彼の置かれている環境のことはずっと知っていましたし、部署変更もなかなか思い通りにいかなくていつも悩んでいましたので、転職活動がうまくいったことは素直に嬉しく思います

というか、5社内定って凄くないすか!?しかも全部大企業。有能過ぎますよ。書き起こしてみたはいいものの、モデルケースにできない気がします。本気出したと言ってましたけど。

私は転職するつもりは今のところ全くないのですが、その理由のひとつに、自分の市場価値がどのくらいあるのかわからないというのがあります。1つの会社に引きこもって仕事をしているので、全く別の文化、環境で仕事を始めた時に絶対についていけないだろうし、そもそも自分を必要としてくれる人がいるのか?という思いがとても強いです。

そんな話を彼にした時に、「仕事ができるできないってその人の積み重ねてきた人生の表面でしかなくて、結局人生経験とか根本的な考え方とか、その人の性格があってこそのものだから、ガイさんだったら絶対に合うところはあるよ」と言ってくれました。これが真実かどうかはともかく、ホントにいいヤツですわ。

ですので転職自体に関してはチャレンジしてみるのはそんなに構えなくていいのかなと思いました。驚くことにうちの会社って結構出戻りあるみたいなんですよね。いつの間にか戻ってきてる人って案外います。優しい会社ですよ色んな意味で。

私の会社との文化の違いも知りたいので、今後も定期的に連絡を取って色々聞いてみたいと思います。

まとめ

社会人10年目にして初めての転職をした同期の話をまとめてみました。30代前半の転職でしたが働きながら転職活動を行い、20社中5社に内定を貰ったとのことです。

転職の活動といえどそれもまた同じ企業へのエントリーということで、大きくは新卒と変わらないみたいですが、やはり社会人としての経験や現実的に自分がやりたいことをしっかりと伝えることが重要だと私は感じました。

もし興味がある方でもっとこういうことを聞いてほしいなどありましたらTwitter(guyさん (@guy0708) | Twitter)やコメントで連絡いただければ追記やDMするかもしれませんのでお気軽にどうぞ。

 

最後までご覧いただきありがとうございます。

んだば、まだ。

*1:批判ではないです!

*2:エージェント曰く、とのことなので真偽不明