私の妻は昔、鬱病にかかったことがある。
付き合って間もなく、もちろんまだ妻が妻でない時、リストカットをしたことがあった。
私は意味がわからず、というか今でもその気持ちはわからないが、その時こう言ってしまった。
「何やってるの?」
「そんなことしたらダメだよ!」
私は私なりに心配して言った言葉。
でも、その言葉はどうやら適切な言葉ではないみたい。
否定するよりも受け入れて同調することが大事らしいと、その後色々調べてわかった。
それ以来、気持ちが高ぶると衝動的にリストカットを繰り返すようになった。
血を見ると落ち着く。
痛いと自分が生きてると感じる。
そういうことらしい。
一応、リストカットした後はそれなりに後悔してるみたいではあった。
私はそれを受け入れるしかなかった。
それまでホントに身近な人にそんなことする人はいなかったし、本人が言うには、私のことを信用したからこそ、本当の自分が出てしまったと言っていた。
未だにその気持ちを理解することはできないが、やっぱりそんな時に反射的に否定的な感情が湧き出てくる自分に嫌気が差すことがある。
本当に優しい人はきっと反射的に同情することができるんだろうなぁ。
そんなことを思ってると、自分の優しさって薄いだなぁって思う。
もうこんなおっさんだし、性格は直らないんだろうね(笑)
鬱とリストカット
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